他人の投稿を見てうらやましく思う心情

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こんにちは。みなさんは、1日どのくらいの時間、SNS(投稿)を見ていますか?

最近は学校や仕事仲間との連絡はメールよりもSNSの方が便利で、学校でもビジネスでも当たり前に使っていますね。

この使用方法について、はまりすぎるとメンタルヘルスの病気を引き起こすことがあるというお話です。

便利なものは、落とし穴があるということを心得て、使用していきたいです。

目次

他人をうらやましく思うこと

SNSの投稿を見ていると、自分と比較して、人は自分よりも楽しい生活を送っている!と思いこんでしまう現象が生じます。実際はそこまででもないのに、そう見えてしまうのです。

投稿した人は30~40%幸福さのとき、投稿を読んだ人は60~70%ぐらいの幸せに幅大きく読み違えることです。

これは、認知バイアスの1つです。私たちは、友達や知り合いのSNSの楽しそうな投稿をみると、華やかなライフスタイルを自分の暮らしと比較してしまうことがあります。そのあと、自分の生活が達していないとみじめに感じてしまうことがあります。それは自己イメージの認知の歪みが生じているからです。

ここで研究の紹介です。

2022年には、インスタグラムを長時間利用することで、うつ症状や自己肯定感の低下、摂食障害のリスクが高まるとの研究結果が報告されました。 

インスタグラムがメンタルヘルスに悪影響を与えています。とくに、女子の方が悪影響を受けやすいという結果がでています。こちらは、女子はスマホから離れても、身体イメージに関する投稿を視聴したコンテンツの内容が頭から離れない傾向があることが挙げられています。

長時間SNSを見ていると、無意識のうちに、記憶に定着してしまうのではないかと考えます。

使用する時間の研究でいうと、英国で2019年に行われた調査では、SNSを1日3時間以上使用するのは男子より女子の方が多く、女子の方がネット上のハラスメントにさらされたり、自己肯定感、睡眠の質に悩まされる傾向にあることが分かりました。使用時間が長くなると、睡眠が奪われるのは、当然ですね。

ドゥームスクローリング

さらに悪い使い方を言えば、ドゥームスクローリングが挙げられます。

悲しみや失望、憂うつな気分をもたらすと分かっているのに、悪いニュースを探したり読んだりすることをドゥームスクローリングといいます。

米テキサス工科大学のグループによる研究では、米国の成人1100人を対象に、ニュースの読み方とメンタルの状態についてアンケート調査が行われました。

 アンケートの質問で被験者に以下のことを尋ねています。

周りのことを忘れるくらい、ニュースに没頭する。

ニュースのことで頭がいっぱいになる。

どうしてもニュースを読んでしまう。

ニュースのせいで、仕事や勉強に集中できないことがある。

 こうした質問への回答を分析した結果、16.5%が非常に影響のある悪いニュースに引き込まれ、そのニュースのことしか考えられなくなって不安が増強していきます。

その不安をなんとかして和らげようと、ひっきりなしにアップデートをチェックするわけですが、それで気分が良くなることはなく、さらにチェックするようになります。それを繰り返しているうちに、日常生活に支障が出てきてしまいます。次々と関連した記事が、自動でアップされてくる仕組みも問題だと思います。

ドゥームスクローリングをしていると警戒心が強くなり、ストレスと不安が増幅して健康状態が悪化してきます。

1日30分の使用がほどよい

SNSを断つということができれば一番良いのかもしれません。

しかし、連絡手段として支障がでるかもしれません。

2018年の研究では米ペンシルベニア大学が発表した、SNSの時間に関する報告があります。

SNSの使用が増えても人間は幸福感を感じることができないという結果が出ました。

SNSの使用を30分に制限したグループとSNSを好きなように制限なく使用できるグループを3週間観察しました。

30分に制限したグループは孤独感やうつ、不安が抑制される効果が見られました。

使いすぎかなと心当たりのある人は、30分に制限すると、メンタルヘルスに影響が少なく、健康的に過ごせるのでしょう。

私の子供が現在、勉強のために規律正しい、環境の厳しいところで生活を送っています。スマホに触れるのは1日15分程度で、長くても1日30分以内だそうです。勉強や活動が終了した後の15分だけ、手元にスマホがあり、消灯になると返却をするそうです。初めはその規則に悩んだそうです。しかし、その環境に慣れてしまえば、気にしなくなったと話しています。大切な連絡や近況報告、妹の応援はその貴重な15分の間にしてくれます。娘が最近発信しているSNSに時々時間を見つけては、息子が入ってくれることがあります。

そのような状況を理解している娘は喜んでいます。ちなみに、お互い国内に住んでいることでの出来事です。

そのような状況になった時、特に無ければ無いで、本から情報を得たり、目の前の友達とコミュニケーションをとったり、クラブ活動に熱中できる時間ができるそうです。

なかなか制限ができないよ!という方は、利用時間に制限をかけられる機能を使用したり、スマホからアプリを削除して、パソコンからしか見れない状況にする方法もあります。

SNSへの投稿は、自分がポジティブな気持ちのときに投稿するとポジティブな気分が高まり、ネガティブな気分が減少するそうです。

SNSの投稿から、人のことを喜べる自分でありたいと思います。

また、幸せを見つける、新しい夢や知識を身につける手段にしたいものです。

人を心から応援できる人は、きっとめぐりめぐって自分にも幸せがやってくると感じます。

今日も最後まで読んで下さりありがとうございます。

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