シンチャオ! Xin chao ! ベトナム語で、「みなさんこんにちは」。
みなさんの週末はいかがお過ごしでしたか。
私は、ベトナム語の音源を聞いたり、人に会うことを、研修会に参加などしておりました。
今朝はランニング中に雪がちらちらと降っておりました。
今日は、叱られることをポジティブにとらえて、成長の糧にしていくことのお話をしたいと思います。
また、叱る方にも、相手を伸ばしていくための能力を身につけておくとお互いにプラスに働くでしょう。
怒ると怒られる側の両側面から考えていきます。
叱る力
叱る場面は、いろいろとあるでしよう。
イメージは親子であったり、先生と生徒、選手とコーチなどの間柄で発生するでしょうか。
スポーツ選手マラソンの高橋尚子選手と小池監督の関係を思い浮かべます。
だれでも、叱られることが好きな人はいないですね。少なからず、傷つくだろうし、捉え方によりそのあとの関係に影響を及ぼすことがあります。
しかし、生きていく上で、相手に安全を脅かす時に、叱って命を守る必要があるでしょう。また、学びに関わっている人であれば、教育する過程では必要であります。
そして、あるレベルに到達してほしいけれど、不足しているとき、叱ることも必要です。
叱るコツ
叱るときに、相手のがんばりをねぎらうことと、その気持ちを相手に伝えることで、叱られ方の受け止め方が変わってきます。
相手が子供であれ、後輩であれ、部下であれ、弟子であれ、叱る側が敬意を込めて接すると、相手と良好な信頼関係ができて、そこからの飛躍が期待されるでしょう。
効果的な叱り方として
- 褒めることと、叱ることのバランスをとる
- 具体的にポイントをついて相手が納得できるように叱る
- 簡潔に叱る
- 個別で叱る(大勢の前でさらし者にしない)
- 冷静に叱る (感情はおいておく)
注意をすることとして、「なにやってんだ、だから君はダメだ」や、相手の気持ちを考えずに否定したり、ダメ出しをしてしまうと、相手は人格を否定されたと取るでしょう。
やっていることを否定することは、相手が努力してきたこと自体が否定されてしまい、意欲がなくなってしまいます。そこから、ハングリー精神にはなかなかつながらないでしょう。
こうして欲しい、ここを直すなど、相手に思いを伝えたあと、最後には、相手へ期待を伝えることをすると良いでしょう。そうすることで、相手は素直に受け入れて、消化しながら、奮起することでしょう。
そこからの伸びしろは大きいのではないかと思います。
叱られ力
最近では、褒めて育てることが多く、子供たちも大人も怒られ慣れていない人が多いように感じます。
そのために、厳しいことを言われると、打たれ弱い人が多いのかなと思います。
打たれ弱い性格の方でも、人は経験を積むことで、少しずつ耐性が付いていきます。逃げ出さず、まずは自分の中に落とし込むということをしてみることがコツです。そこから、整理する時間を作ると良いです。
理不尽な怒られ方をした場合は、納得がいかないこともあるかと思います。
しかし、叱る方の気持ちを考えられると気持ちが楽になることがあります。(余裕がないかもしれませんが、訓練すればできるようになります)
また、叱られたときに、どんな態度を取り、どんな言葉を返すのかで自分の成長も相手の印象も変わっていくと思います。叱られたときに、言い訳をすると、そこからの伸びは少ないでしょう。
しかし、自分のせいではないのに自分が怒られる場合、自分は全く関係ないのに、自分が責められる場合などありえるかもしれません。
相手がどのような叱り方をするのかを事前に知っておくと、構えることができる場合があります。
例えば、「ここまではいついつまでにやってきなさい!」
と課題を提示されていたにもかかわらず、そこに到達できなかった場合。
ある先生は「やってこなかったなら、教えることはありません。帰りなさい。」と言われる場合。また別の先生は「少しでもやってきたのだから、今回だけは認めます。次はきちんと課題をこなしてきなさい。」と言ってくれるかもしれません。
この場合、先生によっていうことが違うなと思うかもしれません。そんなとき、最初のケースからは、自分が課題をやってこなかったから叱られた。当然のこと。自分が悪かった。次からは、絶対に言われたところまでの課題をやってこないといけないな。と学ぶことが出来ます。自分がなぜできなかったのかを振り返る機会につなげることができます。
人によって言うことが違うなと思うのではなく、全てを自分の糧にしていこうと考えられるかどうかです。
また、同じことをしても今日は叱られたけれど、前回は叱られなかったというケースもあるかもしれません。
人間は、その時その時で、感情が伴ったり、気分が変わることがある生き物であると思えると振り回されずに済むかもしれませんね。深く考えすぎないことです。
それよりも大切なことは、自分で考えたけれど、解決ができなかった、または気になったところは相手に質問していくといいでしょう。
叱られることや厳しい体験から逃げずに、向き合っていく経験を積み上げていく人は、辛いことがあった時には、あの苦しいことを自分は乗り越えてきたから、できる!自分を奮い立たせることができるように思います。
叱られることは、自分を成長するチャンス。そんなふうに捉えて、前に進んでいきたいものです。
最後に、叱ってくれた方には感謝の敬意を払うことが大切なポイントです。相手は時間を割いて教えてくれたことに感謝すること。教えてもらったことは必ず、その結果を教えてくれた方に報告することも重要なポイントです。誠実な態度で表すとまた教えたくなるような気持ちになります。
そうすることで、相手との人間関係を築いていけ、信頼関係もできてくるでしょう。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございます。