富士山登山

日本で一番涼しく、高い場所に登ってきました。

そう富士山の頂上へ。海抜3,776Mにたどり着きました。

私にとって、人生初、富士山です。

景色と共に、

  • 行きかえりの様子
  • 高山病の対処

それらについて書きます。

目次

ルートの確認

行きは富士宮口登山道から、そして頂上の剣ヶ峰コースをぐるりと回り、御殿場口登山道を下って行きました。

富士山表口五合目

朝の4時

五合目を目指してタクシー乗り場に向かうと、20名ぐらいの登山者が順番を待っていました。

通常はバスがあるようですが、さすがに4時AMの時間帯は無かったです。

タクシーで富士山表口五合目の入口まで行きました。

女性1人登山という、同じような境遇の方が、自分の後ろに並んでおられました。

その方に声をかけて相乗りをして五合目まで行くことにしました。

この時点で、かなり寒かったです。多分駐車場は2,000Mはあったでしょう。

さて、五合目に到着し、富士山保全協力者証という木札を頂き、入山料1000円を払いました。

もしかして5時なら朝日が昇る時間帯だから、ここから見えたら最高だなと思っていたら、「もう少し上からの方が見晴らしがよくなるよ」と入口で言われたので、スタートしました。

2400Mはすでに、これまでの自分の中での最高標高です。

たしか関西最高峰の八経ヶ岳が1915Mだったかな。あの山よりもさらに高いのね。

なんて比較の山が思い浮かばないなと思いながら、スタート。

じっとしていたら、寒さで震えてきそうなくらい寒かったので、ジャケットを着こんで登ることにしました。

初富士。ワクワクとドキドキ。さて、何時間かかるのかな? 目標は12時に頂上に着けたら良いな。

富士山が世界文化遺産に登録されて、今年が10年目なんですね。

朝の5時は登山者が少ないです。少し登っては、下を見下ろす景色が、美しすぎて、何度も立ち止まり、眺めることをしていました。 なんて高いところに来ているんだろう!と何度も感動していました。

少しずつ、一歩ずつ進みながら、背後の景色を見て登りました。雲の上に来ているんだ!

山道が茶色に変わってきていました。

標高3000M

ヤッタ!標高3000Mに到達。ここからあと776Mかぁ。

近いようで、きっとまだ長いのよね。

頂上近くになると、わずかですが、雪が残っていました。ここでは寒くて、ジャンパーを1枚着こみました。

さっきまで、晴れていたのですが、頂上近くなると、一気に寒くなり、一瞬にして前が見えなくなってきました。もう頂上まであと少し。

着きました!ここでタイムは11:30。目標の12時には到着できました。パラパラと登山者がいました。

高山病対策

スタートして、1時間くらいしてから、今までの登山では感じたことがないような軽い息切れがしてきました。

酸素飽和度を測定する機器を持ってきていたので測定してみるとは89%。あれ、低すぎる。再度測り直してみると、やはり同じ値。深呼吸を意識して、鼻から吸って、口から吐くをゆっくりと行い、5分休憩します。

90%~93%に復活。それでも普段の生活に比べると低いです。しばらく深呼吸をしていくと95%に回復。

それでも頂上に着いたときには、軽度の頭痛がしてきました。あー、これだよな。噂の高山病。

高山病になりかけるのですが、休憩すると順応して身体が回復してきました。

そして、 頂上には、鳥居がありました。参拝できます。

この左には、郵便局があります。郵便局があることにびっくり!

ここで、はがきを購入して、ポストに投函して、頂上からはがきを家族に送りました。

ここで、お昼ご飯。おにぎりとお味噌汁を食べました。一気に身体にしみわたる感じでした。

だいたい1時間くらい休憩ができたので、頭痛も回復。ここで頭痛止めを服用しました。

先程の鳥居があったところが頂上だと思っていたのですが、まだ先があるということを知り、まだだったんだと気が付きました。あれ、そうなの? 

3776Mはどこ?

ということで、さらに3776Mを目指して登ります。この写真に見えている先がやっと頂上らしい。

はーい、タッチ。細かいですが、3775.63M です。

二等三角点にも触ってきました。ここにたどり着くまでに、やはり酸素飽和度が85%まで下がりました。

順番に写真を撮るのを並んでいたのですが、立って待つのがしんどくなる感じ、座ってまた深呼吸。

酸素缶を吸っている人もちらほら見えてきています。一方で全然平気な人もいて、この人たちはリピーターさんなんだろうなと。短パン+Tシャツ。すごい。

宝永噴火

富士山は1707年に噴火をしました。こちらがその噴火口です。宝永という時代に噴火したことを受けて、宝永噴火と名付けられています。316年が経過した今も、大きな噴火だったことが分かります。

次の噴火は誰にも分かりませんが、地下のマグマに動きがあるようです。

いつか噴火する可能性はあるのでしょう。予兆があるのでしょうか。

この大きな噴火口を見ながら、自然の美しさと同時に脅威も感じました。

下りの景色

休憩が終ったところで、下りに入ります。曇りで見えなかった景色が、風が吹いてきて、視界が広がってきました。山中湖が見えます。美しい景色。

登りは考えられませんでしたが、帰りは、元気になってきました。

時々ですが、走ることもできました。それだけ、身体が復活した証拠ですね。

雲より高い位置。降りるのが勿体ないと思う。すれ違った人に撮ってもらいました。

海外の方に話しかけてコミュニケーション。

楽しいです。4名の方々がみなさん、初富士。ということで、会話が盛り上がります。

かなり下ってきて、宝永山にも寄り道。 

6時間かけて登り4時間かけて降りてきた富士山が目の前にあるのかあ。一歩離れて、客観的に眺めて見る。

17:00 この時間帯、1組のご夫婦に出会ったぐらいで、誰もおりません。

富士山の影が地上に映ってる! なんて幻想的なの。

夕暮れ時。こちらは16時くらい。この帰り道、砂、砂利がたくさん靴の中に入ってくる。

この景色にうっとり。

17:30 日没時間。1日をありがとうございます。ヘッドライトを照らしながら、下ります。

夏チャレンジ

富士山登山、5:00出発の19:00到着でした。休憩2時間。

1合目ずつ上がるごとに、5分~15分の休憩をすると高山病を防げることが分かりました。

1合目ずつ、酸素飽和度を測定し、90%を切るなら、休憩時間を延ばして、仮眠をとることで復活もしました。

初登山でしたが、天気に恵まれて、無事に登り降り。身体が丈夫で良かったなと感じています。

ここにこれるまでには、色々な人の助けがあり、情報提供をいただきました。そのことにも感謝です。

富士山に登れる期間は限定されています。7月1日から9月10日までの夏限定なんです。

運よく、私が登った時期も時間帯も人がそれほど混んでいない時でした。

2023年、夏のチャレンジの一つでした。また、行きたいな!

最後まで読んで下さりありがとうございます。

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