認知バイアス

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みなさんこんにちは。 今日はぐんと冷え込み、東京や北陸、東北、北海道では雪が降り積もっています。

特に東京に雪が積もることは珍しいこともあり、交通マヒが起きています。

みなさん、お気をつけて週末をお過ごしください。

さて、今日は認知行動療法について少し触れていきたいと思います。

目次

認知バイアス

考え方の偏りや先入観により非合理的な思考になることを認知バイアスと呼んでいます。

今日は、そのような考え方についてと、その対処法についてお話していきます。

思考の整理の仕方

事例を挙げてみます。

会社で上司と面談の約束をしており、お互いにその面談に合わせて他の仕事の調整をしているケースです。

上司が「面談の時間になっても部下が来ない、時間を守っていない。わたしは時間がないんだぞ。と」激怒しています。それを聞いた部下は驚いています。具体的には「2月10日の15時の面談時間を、上司は13時と勘違いしていた。私は間違いなく15時と言ったので、私は間違っていないし悪くない。聞き間違えた上司が悪いのに、怒り心頭で一方的に言われた」といった状況。

こんなときの思考の整理の仕方です。

起きた事実は何か。

私は2月10日の15時と言った。

上司は2月10日の13時と聞いた。

感情を吐き出す。

自分は上司にちゃんと伝えて、15時とそのときに上司からも聞いたのに、納得がいかない。自分は悪くない。自分が怒られていて、ムカムカする。

思考の整理。

自分は対面で伝えて、返事も確認したのに、聞き間違えた上司が悪いと思う。私は悪くない。

どうすればよいか?

時間の食い違いがいつの間にか生じてしまった。何がそうさせたのか。上手く伝えられなかったことの事情の確認する。このあと、時間が調整できないかを提案する。面談の時間を決める。過ぎたことはお互い根に持たないようにする。

フィードバックをする。

口頭で伝えるだけではなく、メールや文章に記録して、相手に渡すようにする。証拠を作る。

忙しさの度合いや、これまでのその方とのやりとりの傾向も判断してですが、

当日の朝に、対面で会ったときに、上司に時間の紙を書いて、確認して、できればその紙面を渡す。

認知のゆがみの10パターン

  1. 全か無か思想 : 0か100かで決めつけてしまう。
  2. 一般化のしすぎ : 自分に起こったことが、この先もまた起こると思いこむ。
  3. 心のフィルター : 物事の良い部分を意識できずネガティブな考えのまま他もあてはめてしまう。
  4. ネガティブ思考 : 自分なんかダメ人間と思い、良いことにはたまたま出来ただけと思う。
  5. 結論の飛躍 : 確認せずに思い込みが強い、起きていないことでもこんなことが起きてしまうと思う。
  6. 過大解釈、過小評価 : 自分の失敗を必要以上に大きく、自分の成功を極端に小さく考える。
  7. 感情的決めつけ : その時の感情を優先に決めつけたり、物事から目をそらす。
  8. すべき思考 : しなければならない、すべきであるという縛り付けた考え。
  9. レッテル貼り: 自分や他人の価値を決めつけて、その考えを固定化してしまう。
  10. 個人化 : 責任の所在が自分にあると考えたり、必要以上に責任を感じる思考。

心をゆるめる

近くばかりをみていると、全体が見えなくなります。

物事を客観的に見ることをしていくと、良いです。

また、0か100の間には30も60も80もあります。ほどほどに良ければ良いかと思うことも大切。

同じ人とずっと一緒にいると、気心が知れて安心するのですが、考え方が固定していく可能性があります。

古き友を大切にしながら、新しい人とつながっていくことも必要です。

そのためにも、人と出会い、人とコミュニケーションをはかり、多くの考え方を知ることは、考え方の幅を広げてくれるでしょう。

自分の考えと少し違う、そういう考え方もあるんだと気が付くことがあります。

年齢層も自分と異なる年代の人と話すことや国籍が違う方との出会いは、自分の認知バイアスを取り除いてくれるかもしれません。 

育った環境、宗教も絡み合い、世界の民族によっても考え方が異なると思います。

そんなことをこれから発見できたら面白いだろうな。

空海の旅はこれからも続くよ!

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

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