ふくい桜マラソン2024

2024年3月31日に福井県で「ふくい桜マラソン2024」が開催されました。

今回はこのふくい桜マラソン大会のレポートをします。

目次

ランナーたちの間でも福井県だけフルマラソン大会がないということが、話題になっていました。

逆に、福井では「福井だけなかったんだ!」と驚かれる人も多かったようです。 

10km や5kmなどの短い距離のマラソン大会はありました。

私も遠い昔の中学生の頃に福井マラソンという大会に出たのを覚えています。

その当時は長い距離に感じていたのですが、多分5kmだったはず。(記憶が曖昧ですが、父に会場まで連れて行ってもらったのは覚えています)

そうそう、

これで全ての都道府県にフルマラソン大会ができたことになります。

だからこの第1回目の記念すべき大会は福井の盛り上げがすごいはず。

これには出てみたいな!と思い出場を決めました 

練習は全くというほどしていませんが、いつもエントリーしてから練習をするタイプです。

今回はエントリー後も、練習をせずに大会に出てしまいました。楽しい大会、間違いなしです。

ランナー初心者向けの記事です。(先に言っておきます。)

大迫傑選手がプロデュースしたという大会。

大会のポスターやパンフレットは大迫選手が表紙になっていました。

今回のパンフレットの表紙です。

もしかして、大会に来てくれるかもという期待がありました。

しかし、パリオリンピックの出場が決まって、きっと多忙な日々をお過ごし。

福井まで来るのは無理かなとも思っていました。

なんと、なんと、大会の開会式に姿を見せてくれました。

開会式のアナウンサーから、大迫選手も大会を一緒に走るということを言われ、

私も含めランナーたちは皆さんびっくり。

応援に来てくれた高校時代の友達が撮影してくれた大迫選手、トップランナーの走りです。

あまりにもハイスピードで、一瞬で目の前を通りすぎていきます。

大迫選手は途中までの参加でした。

大会後にじゃんけん大会に参加してくださいました。

ここで種目の説明です。

まずはフルマラソンです。42.195kmです。

他の種目はペアリレーマラソン、5km、1.5kmがあります。

フルマラソンのコースは福井駅前をスタートし、さくら通りから新九頭竜橋へ行き、フェニックス通り、

丸岡城の前を通り、森田駅、九頭竜川堤防、明治橋、日光橋、福井運動公園(9.98スタジアム)の周りを走り、

足羽川堤防、大名町交差点、ゴール! スタジアムの中を走るとそこがゴールのように思うのですが、もう少し先があります。

このルート通りで走ると、自分が走った跡をGPSで見ると何と恐竜の形になるんです!

そんな仕掛けも面白いですね。

ゴールできた後に見るのが楽しみです。何としてもゴールしなければ!

ちなみに、上位ランナーには賞金がありますよ。

日本記録達成者には1000万円です!

マラソン大会の1位は50万円、2位は40万円、3位は30万円

チャレンジ達成奨励金は100万円(自己新記録で男子2時間9分59秒以内、女子2時間34分59秒以内)

写真はスタート直前の写真です。ピンクのTシャツを着ている選手がたくさんいました。

この日は、福井市の街中がピンク色。

ペアで42.195kmを走ります。21km辺りにペアリレーマラソンの中継点があるようで、ここで交代します。

一人でフルを走るのは自信がない方は、お友達や親しい方とペアで完走するのも面白そうですね。ペアは100組200名の募集でした。

今回、1.5kmの種目は、小学4年生以上の子供、ファミリーの部、ユニバーサルの部、ファンラン(中学生以上)がありました。

ベビーカーに子供を乗せて、親が押しながら、赤ちゃんと親が走ります。

または車椅子に乗る方と車椅子操縦者が共に走ります。

こんな温かい大会、ほんとうに素晴らしいなと感じます。

小さなお子さんを子育て中のパパママはきっとマラソン大会は非日常の方が多いはず。

また、車椅子生活者にとっては、車椅子に乗りながらマラソン大会に出られる機会というのはきっと数少ないはず。

みなさんが笑顔でスタートして笑顔でゴールできる大会ですね。

これからもこのようなユニバーサルランが増えると良いなと感じます。外に出るきっかけ、スポーツを楽しむきっかけになると良いです。

親子ペアはもちろん、孫と祖父母の組み合わせも可能ですね。多世代で参加できるマラソン大会が素晴らしいなと思います。

この大会のお楽しみは、福井の名物を提供してくれるエイドステーションです。

13ヶ所のエイドステーションには水とスポーツドリンクが用意されていました。

そして、5ヶ所に食べ物がありました。

ここで福井名産を紹介したいと思います。

  1. タマゴンボール(オーカワパン)
  2. 足羽三山(あんこの入った和菓子)
  3. 昆布ゼリー、羽二重餅、田舎まんじゅう
  4. ソースカツ丼
  5. 若狭牛コロッケ
  6. 越前そば
  7. 厚揚げ
  8. 手押し焼き鯖寿司
  9. 福井梅干
  10. 水ようかん
  11. メイシャーローズ(クッキー)
  12. 越のリゾット(せんべい)
  13. さわやか(ドリンク) など

どれも福井の工場で作られているものでした。

ランナーはエイドステーションで、食べ物を食べて体力を回復する、少し休憩、楽しむということができます。

自分の体の状況とタイムと相談しながら、どれを頂こうかと考えました。

トイレは約2km毎に設置してあり、長蛇の列で混み合うこともなく、安心して走ることができました。

全部で23ヶ所の仮設トイレがありました。

このトイレの扉には、応援メッセージが書かれており、こんな部分にもおもてなしを感じました。

沿道の応援してくれる人々がとても温かい声援。元気をたくさん受け取りました。

応援スポットがたくさんあり、子供たちの太鼓、吹奏楽の音楽演奏、ダンス、チアダンス、アカペラ、ハワイのフラダンスなどなど、走りながら元気が湧いてくる応援でした。

辛い時も、太鼓のリズムや音楽に何度も救われました。

↑ 新しくできた橋にはピンクの旗。これも元気がでてきます。

フルマラソン大会にはペースランナーが走ってくれました。

3時間、3時間30分、4時間、4時間30分、5時間、5時間30分、6時間、6時間30分、7時間

30分毎のタイムに3人から5人のペーサーがいました。

タイムを気にしながら走りる場合は、このペーサーが目安になると思います。

ランナーたちに励ましの言葉をかけながらゴールを目指していくため、大変ありがたいです。

ペーサーランナーは最初から最後まで同じペースで走ってくれるため、しがみついてついていけばきっと目標のタイムでゴールできるはず。 

私は30km当たりでトイレに行ったタイミングで4時間30分のペーサーと離れてしまいました。気がつけば、

ペーサーはずいぶん先を走っており、追いつくの難しい、、、。すぐに5時間のペーサーに変えました。それも残り3km辺りで先に行かれてしまいました、、、。目の前に見える範囲にはいたのですが。

エントリーすると大会のTシャツがもらえます。ピンク色です。

そして完走した後には、計測チップを返却した後に、アクエリアス、Finishタオル、完走メダルを受け取りました。メダルは嬉しいものです! 

↑ 桜型のメダルはかわいいです。このメダルは取り外しができてキーホルダーにもなる優れもの!

食べ物は、バナナ、五月ヶ瀬(福井の有名なお菓子)、餅どら勝家太鼓(どら焼き)です。

↑ 有名な福井の土産の五月が瀬のクッキーはマラソンの専用箱入り(左側)で高級感あり!

大会を振り返ると、2年間ろくに練習もせずにこの大会に出場しました。

大会前に走った練習はジョギングのみ、練習量にしてわずか20km/月。

全く走らない月もありました。陸より海で泳ぐ方が楽しいと思えてしまいました。

そう言ってもスイムも泳いでいないのですが、、、。

バランスをとって練習することの難しさも実感。

1回の走る距離は5km以内。年間約200km。

月間200kmを走るランナーもいる中で、お恥ずかしいです。

練習量の少なさを考えると当然といえば当然の結果、、、。

課題が見つかったのでよかったです。

マラソン大会当日、私はスタジアムまで走ってきてゴールだと勘違いしてしまいました。

過去に出たことがある大会(奈良マラソン大会)はスタジアムを1周してゴールだったため、もうろうとしている脳はどうやら勘違い。あれ、まだゴールではないのか、、、。

スタジアムを走った後からの残り3kmぐらいがとても長く感じました。

自分にとってこの大会が練習の再スタートになりました。

回転させたら、恐竜の形になっています。

生活を見直すきっかけになりました。

マラソン大会に出ることだけを考えれば、過酷な練習をしなくても良いのではと思います。

大会当日、体調が良く、関節や筋肉の怪我や痛みがなければ、

ゆっくりであれば走ることができることが証明されました。

私の場合は練習しなさすぎですが、、、。

記録を気にしなければ、この大会の制限時間は7時間あります。

完走を目指すランナーには優しい大会です。

大会によってはフルマラソンの制限時間が、4時間以内、5時間以内、6時間以内というものがあります。

急な上り坂、過酷な道もありません。高低差は最大で20mでした。完走できる大会のはず。

楽な気持ちで参加すると案外、完走できるかもしれません。

燃え尽きずに、気持ちよく走れることが一番、継続ができるのかもしれません。

どれだけの練習量でフルマラソンを完走できるのかを自分の経験から研究をしています笑

ちなみに、2年前は月30kmの練習でならマラソン大会は4時間後半でした。

今回は月20kmの練習で5時間。

練習が0kmでも、いきなりフルマラソンができるのか?

流石にそのチャレンジはする方はいないとは思いますが、

何度か走ったことがある方ならば可能であると思います。

年齢と基礎体力にもよると思いますが、(普段からスポーツをしているなら可能と考えます)

これはリスクが高すぎて、体の負担も考えるとおすすめできません。

これはあくまで私の自論です。

それにしても、福井と言えば恐竜。

それにちなんで、恐竜のランナーや応援隊がたくさんいました。

仮装ランナーは色々と楽しみをくれました。

みなさんも、このふくい桜マラソン走ってみたくなったのではないでしょうか。

自己ベストを目指すのもよし、楽しくファンランもよし、親子や多世代で走るのもよし、ペアで走るのもよし、色々な楽しみ方があります。

来年は桜が咲いていることを期待しながら、走ってみませんか?

走るのはとても気持ちが良い季節です!ゆっくりでも、長く継続するのが良いですね。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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