ガーナの冒険 ガーナの家族とお葬式

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ガーナの家族とのコミュニケーション

ガーナで出会った中で一番お世話になり、頼れる人はホストママ。

ホームスティを選択して良かったと思います。

ふだんの会話は英語でおこなっていました。

でもでも、せっかくガーナに来たから、普段ママが使う言葉(現地の言葉)も教えて欲しいとお願いしました。

ママは優しく陽気でたくましいの。

私が日本からはるばるやって来たことを喜んでくれ、私の拙い英語にとことん付き合ってくれます。

私のことを心配してくれ、大切な会話の時は、今の内容を要約して話してごらん。

と内容が理解出来ているかを必ず確認してくれる。

例えば、「明日は病院の勤務が何時から何時まであり、終わったら何時に○○○○に出かけるよ。

お迎えが何時に来るから用意しておく。」など。早口で説明を受けると、私は時々理解していない顔をするから、

「私の言ったことを、要約してもう一度言ってごらん。」と。

内容がきちんと言えるとママはパーフェクト!ととびきりのスマイルで言ってくれます。

チュイ語はその都度、単語を覚えていくのですが、会話まではなかなか分からないし、

英語は流暢ではない私とは意見の食い違いを防ぐために、確認してくれるママ、本当に感謝。

私は今日も、ママからもらえたパーフェクト!を励みに病院に向かいます。

メダーセ!(チュイ語) ありがとう。

ガーナのお葬式 個性的で面白い棺

ガーナのお葬式はドレスアップし、歌やダンスを楽しみます。

亡くなった人はオーダメードの個性的で派手な棺桶に入ります。生前に家族にお棺の形の希望を伝えるそうです。

大きな道路には目を引くものがあちこちに。

飛行機、車、魚、馬、牛、ギター、ビール、コーラーの瓶、トウモロコシ、パイナップル、

ケーキ、チョコレート、、、。

などなど、個性的なお棺が展示されていてとても面白かったです。

皆さんはどんな棺に入ってみたいですか? 

私なら、山と海が合体したものがいいなあ。(欲張りだ!)

このお棺、全部手作りで、材料のメインは木材。木を彫って作っています。

娘のベラさんも今から身内の葬式に行きます! なんと主役の故人様。亡くなられたのは1か月前だそうです。

葬式の服装

赤と黒色の衣装を着ることが多いようです。

なぜ?

赤は故人を亡くしたことに対する怒り Anger

黒は故人の死後の世界への希望 Hope  ガーナでは黒色が希望色なんだ。

家の中で娘さんに出会ったときは、おしゃれなドレスを着て、楽しそうに準備して、

はしゃいでいるから今からパーティ?

と尋ねたら、お葬式と。えっ!お葬式⁈

私が日本のお葬式のことを説明しました。

参列者は黒色の服装で、亡くなったことを悲しんだり、慈しんだり、淋しくなりしんみりとしているんだよ。

と話すと

何で?? 「その人の新たな始まりだよ。皆でお祝いしないとね。」と即回答。

素敵な思考の国ですね。

さらにお葬式の内容を教えてくれました。

赤と黒の配色のドレス

お葬式の内容

ガーナは亡くなってから、1か月から3か月ぐらい時間をかけてお葬式の準備をするそうです(長い!)

お棺の準備もあるし、招待状や、パーティの準備やら。

日本でいうところの結婚式パーティのイメージなんだろうな。

ご遺体は冷凍庫で腐敗しないように工夫がされているんでしょうね。慎重に。

金曜日に始まり、日曜日までの3日間、パーティーをします。

1日目の金曜日は、音楽を大音量で流し、ダンスをする。

2日目の土曜日は、演奏会を行い、歌を捧げたり、ダンスをして、お棺をお墓に運びます。

3日目の日曜日は、チャペルでお祈り。教会でも、ダンスと歌を楽しみます。

このように盛大なお葬式、費用がかさむだろうなと思います。そう貯金のほとんどを使うそうです。

お葬式のために貯金するのね!貯金のために働くのね。

素敵なお棺に入り、皆から祝福されて、新しい人生が開始となる。故人は幸せですね。

死に恐れを感じることが少ないならば、きっと死を前にしたときでも楽な気持ちでいられるのかな。

行ってみて、実際のお葬式を感じて、その文化に触れることができ、

改めて文化、宗教、死生観の大きな違いを実感しました。

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