生物学的な限界とそれを理解しての生き方

adult biology chemical chemist

Chao cac ban! (チャオ カっ バン)

ベトナム語のあいさつです。みなさん、こんにちは!

今日は、ショックなお話になるのか、嬉しいお話なのか、半々です。

自分ではどうしようもできない、遺伝についてのお話です。

遺伝するのは、肌の色、身長や顔つき、視力など身体にまつわるものは、結構ご存じだと思います。

単一遺伝子疾患は、遺伝します。代表的なものはハンチントン病です。

驚くのが、病気や身体の特徴だけではなく内面的なこと、性格も似るというのをご存じでしょうか。

目次

性格の遺伝

穏やかな親だと子供もおっとりしているのかな?

子供の性格の50%が遺伝で、残りの50%が環境により変化すると言われています。

遺伝する性格の内、下記の項目は割合が高いものです。

社交性かどうか 49%

好奇心が強いかどうか 45%

不安やイライラが起きやすいか 41%

まじめに取り組めるか 38%

人あたりが良くて他人と協力するのが好きか 35%

ふむふむ。みなさんは、あてはまる性格がありますか?それらは、両親の影響があると感じますか?

良いものは似て欲しいけど、イライラとか不安は似て欲しくないですね。

兄弟(姉妹)とも幾分かは似るということですね。

他の要素は50%

半分も親の性格を引き継いでしまうなら、もうどうしようもないと諦めてしまう方もいるかもしれませんが、別の考え方をすれば、残りの50%の性格は他の要素によって形成されます。

他の要素とは、住む環境、友達、学歴、収入、年齢、健康状態だそうです。

もし、子供が小学校や中学校のときに、ゲームばかりしていたとしても、高校や大学ですぐれた環境の中や過酷な場所で生活をしていけば、ゲームのことは気にならなくなるかもしれません。それよりも熱中できるものや、楽しいものを見つけたり、その仲間と切磋琢磨して沢山の刺激を受けるでしょう。

そこから、物事にまじめに取り組めるようになったり、好奇心も広がり、性格が形成される可能性が大いにありえるということです。

子供の性格の半分は遺伝が影響し、半分はその他の要因から成り立つことが分かりました。

自分のルーツを探る

今日もトークの中で、3世代の性格を聞くと、自分の性格に似ているところがあるのではという意見がありました。

自分の両親、祖父母、そして曽祖父までの性格、生活歴、職業など聞いてみるのも自分を知る上で、自分のルーツ探しをしていくと、新たな発見ができるかもしれません。既にお亡くなりになられている場合は、健在な方から聞いてみたいものです。

私たちの人生は与えられた人生で、勝負をして、生きていくということです。自分の限界を知ることができて、その中で最大限の力が発揮できるように、仕向けていけば良いのです。

先ほどみたいに、おっとりしている性格で、改善したいと思うのであれば、きびきびとした環境に自分を投じてみると、環境に影響されて能力が発揮されることがあります。

親が二人ともが中卒でも、自分は勉強が好きならば、自分に投資をして、努力して、大学院に進んでみると、そこから新しい世界を見つけていくこともできるでしょう。

自分の限界を知るためには、挑戦することをやってみればよいのです。親越えを自分から作っていきましょう。

夫婦が全く異なる(正反対の)性格ならば、子供の性格はいろんな可能性があるような気がします。

例えば極端な例ですが、潔癖症とごみ屋敷のようにすぐに汚い部屋になる夫婦が結婚したら、子供はどちらに似るのか?

奥深いですね。いろいろな可能性があるということにも考えられますよ!

遺伝を理解しながらも、自分に挑戦をしていくというお話でした。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

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