Hejsan (ヘイサン) ! この挨拶はスウェーデン語でこんにちはです。
人生100年時代に入り、後半の50歳からの生き方について、お話しをしていきます。
まだまだ若いよ!という方も、いずれ自分にもやってくる後半人生について、知識を得て、準備することは大切です。
教育と結婚観
世界、我が国を見てみますと、この50年間に時代は大きく変化してきています。
特に、女性の変化は30年前と比べると、目まぐるしく変化してきました。
ひと昔前、日本では23歳から25歳が結婚適齢期で、25歳までに結婚を考える人が多くいました。女性は家庭に入り、子育てはほぼ女性が行い、夫の帰りを待ち、夫のために、時間を費やして過ごす生活が多くの家庭でありました。
現在では大学までの教育を受ける女性が、男性同様に増えており、結婚適齢期という言葉は無くなりました。
30歳を過ぎてからの結婚が普通になり、40歳、50歳、60歳代で初婚、再婚も含めて結婚を選択される方もいます。
多様な結婚生活があって当たり前。同性結婚や、入籍なしの同居もあります。結婚しない選択もあります。
社会の変化をしっかりと認識し、自分の人生の責任者になる覚悟が必要であると感じます。
人生の無形資産
人生が長くなると、これまでのような教育、仕事、60歳で定年退職という人生は終わり、多様なキャリアを個々が築いていき、生きていくことにシフトしていくでしょう。
1人1人が学びのスタートが異なり、複数のキャリアを経験していくことになります。仕事を続けてきたことや、学習してきたことから、転職をし、別のキャリアを作ることもできます。
これまでは、定年まで一つの会社に勤めあげ、退職という道が王道でしたが、
いろいろなステージを自分で選択していく人生が出来るようになってきました。
その中で、人生の無形資産は自分の人生を豊にしてくれるものになります。
活力資産、稼ぐ資産、友資産の無形資産がどの程度あるかが人生を左右し豊かにすると言われています。
活力資産
生活習慣病などの基礎疾患を防ぎ、免疫力をつけるのが重要な健康戦略です。
まずは、体と心の健康を大事にすることです。
活力を持って生きていくためには、自分の健康と家族の関係を安定させることも、自分が穏やかに過ごしていくために大切な考え方になります。
子供たちを社会的、経済的に自立させるのは重要なことです。
子供を20歳までにある程度、自立できるように、少しずつ態勢を整えていきます。
家事全般を教える、教育の重要性、経済力の付つけ方、投資の仕方などについて教えていきます。
18歳までにある程度、自分が経験してきたこと、必要な術を教えていき、子供が独り立ちできるようにしていきます。
私は投資に関して、自分が学び、学んだことを子供に教えていきました。
10代でも銀行口座と証券口座を作ることができます。そこに、お金を投資していくとどうなるのか。10年、20年、、、、40年と投資していくと、驚くほどの大きな金額になっていきます。
最初は10万円がどうなるかを実践しました。
現在子供が投資を開始して、1年半経過しました。
大きな利益となっています。日本の中学や高校では教えてもらえません。日本の銀行にお年玉を預けていては、利益はほとんどでません。
海外の株や積立NISAを購入することを教えると、あとは子供が自ら必要なことの情報を自分で調べて、試行錯誤して学んでいくことができます。レールに乗せるところまで手伝い、後は手放す方法です。20歳を過ぎれば責任は全て子供。そのために名義は子供と自分ときっちり区別します。
そして、自立できた子供は、自分の力で今度は自分の人生を生きていきます。学びながら収入を得ることができるのです。その得られた収入を好きな時に学びに投資し、自由にキャリアアップを積んでいくことができます。
子供が巣立つときに、無形資産に関して「お母さん教えてくれてありがとう」と感謝してくれました。
これほど、嬉しいものはありません。
子供が独り立ち出来ていると、それは、自分の後半の人生に大きく関わってくるからです。
子供が巣立った後は、親は自分の世界を持ち、そこで人生を謳歌していきたいものです。
稼ぐ力を持つことが無形資産
投資するためには収入源が必要です。
60代からでも、自分が年金以外の収入が入るように、準備をしていくことです。
60歳を過ぎても、身体が元気で、仕事をする意欲があると、何かの仕事ができます。
シニアの仕事募集では、最近では60代は若い、70代は働き盛りと言われるそうです。
雇われて勤めるのも良いし、これまでの経験やアイデアを活かして新しく起業も出来ます。
起業はハードルが高いし、準備が大変なところがありますが、軌道に乗れば収入を得ることができます。
そのためには50代からの準備の有無が大きな差を生むのかと感じます。
友は無形資産
大人になり、何かの縁があって、出会い、知り合い、お互いのことを話せるようになり、信頼できるようになった関係の友は間違いなく無形資産です。
頻回に会うわけでもないけれど、いざとなれば、連絡を取り、必要な時に頼ることができる関係。
自分と異なるところで生活し、異なった仕事をしているけれど、そのような人と繋がっていることは緩やかに世界が広がっていくのを感じます。思いがけない出会いから、その人の人生の一部を共有し、そこから人生が変化することがあります。
お互いに信頼できて、緩やかに付き合っている友人は、お互いの人生を豊かにしていき、お互いに感謝できます。
私が投資について学ぶことになったきっかけも、友とのつながりからです。情報は他人より信頼できる友が発信していれば、それを信じて、自分でも学び、自分の人生に活かすことができます。アンテナを立てておくと、関連した情報が流れてきたときに、タイムリーにキャッチできやすくなります。
友➡自分➡家族➡友に伝えていくことができます。
このような関係の友人をこれからも大切にしていきたいと心から思います。
それでも、人と人の関係ですので、上手くいかないこともあるでしょう。
関係がなんとなく悪く、行き違いが生じて、居心地が悪いときは、一旦距離を取ってみることをお勧めします。
時間と距離を置いて、冷静に考え、何年後、何十年後に再会したときに、懐かしい関係として関係が復活することもあるでしょう。
縁がなければ自然に消えていくでしょう。
好意を持てる人を少しずつ増やしていきその友人と、ゆっくり、やわらかくつながる関係が人生の無形遺産とも言えるでしょう。
私はこれまで世界の国からホームスティのゲストを受け入れしてきて、滞在が終った後も、連絡をゆるくとっている友がいます。それは世界中にいます。
日本の友達、世界中にいる友達とゆるくつながることが、これからの人生をさらに豊かにしてくれるのではないのかなと感じるこの頃です。つながりに感謝して生きていきたいです。
最後まで読んで下さりありがとうございます。
Tack så mycket(タッㇰソミッケ) スウェーデン語でありがとうございます。