知ったかぶりをすると損をする

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こんにちは。みなさん。

みなさんは、人前で、知らないことを知らないと言えますか? 

それとも「そのようなこと知らなかった、初めて知りましたよ!」いうことに勇気や、ためらいが必要ですか。

今日は自分の限界を理解していると得られるものが多いよ!

逆に言えば、知ったかぶりをすると損をするということのお話です。

目次

自分の知識量を知る

知的謙遜という言葉があります。

自分の知識の量や幅をしっかりと把握して、自分にはこの部分の知識が不足しているから、そこを補おうという考え方です。自分で知識が不足していると分かっていると、自分から情報を積極的に探して、学び続けることをするでしょう。そこからの成長は大きいです。

一方、実際に知識はそんなに持っていないにもかかわらず、人に見栄を張ってしまい、知ったかぶりをしてしまうと、学習量も減り、そこからの学びに関して意欲が低下し、成長スピードが遅くなります。

知的謙遜がある人ほど、まじめにコツコツと学習を積み上げ、好奇心があるため、さらに幅広い知識の獲得ができやすくなります。

自分の思い込みで判断せず、本当に正しいのか、もしかしてこの人はこんな考え方だが、本当はこういうことではないのかと疑問に思い、研究論文や本を読み、確認をしていこうとします。日本の論文だけではなく、海外の論文を読むことで、さらに情報量が増えてきます。

海外の論文を読むためには、英語を身に付けなければならず、おのずと英語の学習を進めていきます。英語力も謙遜せずに初級からでも続けていくと、時間がかかりますが大きな力がついていくということです。

専門分野も謙遜しながら学習

何年も専門的な知識に関わっている、経験してきていると、人はその分野に当たり前になり満足してしまいがちになります。専門分野に関わっていても、次々と新しい情報を積極的に取り入れていけるようになるためには、

ずばり、謙遜しながら学習をしていくということです。

ここで、認知バイアスのことをお伝えします。

みなさんは、「ダニング・クルーガー効果」について聞いたことがありますか。

米コーネル大学の学生に対して、「ユーモア」「論理的思考」「英文法」の3種目のテストを実施し、さらに自分の成績が全体のうちどの程度なのかを予想してもらいました。

本人の自己評価と実際の評価を照らし合わせた結果、

3種目すべてにて実際の評価が低い学生ほど自己評価が高く、実際の評価が高い学生ほど自己評価は低くなったという結果でした。

つまり、実際の評価と自己評価のずれが大きく、認識のずれがあることです。

心理学者であるデヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーの2人の実験で見いだされた現象なので、2人の名前を付けて「ダニング・クルーガー効果」と言っています。

この差が大きいと何が問題かと言いますと、自分には知識があるという思い込みから知識量が増えてこなくなります。

また、自己認識と現実の壁の大きさに大きな差が生まれてくると、困難や壁に直面したときに対応できなくなってしまいます。

勉強しないと気が付かないことが沢山あります。

しかし、ここで驚くべきデータがあります。

日本人の社会人の平均勉強時間は6分間と言われています。

えったった6分!私はかなり少ない!と思いました。

このデータは総務省が行った社会生活基本調査のデータです。

仕事を持っている202,377人対象にして1日の過ごし方を聞いています。項目ごとに何分を費やしているかというものを調査しました。

テレビ・ラジオ 100分

休養 86分

学習 6分

勉強というのは、教科書やノートを開いて書く勉強だけではありません。自分の知らないことをインターネットを使い調べるのも、人から話を聞くのも、自分が人に教えることも含めて全てが学習の時間です。

頭を使っていかないと、どんどんと世の中から取り残されてしまいます。脳機能も低下していきます。

テレビのニュースやラジオから新しい知識や情報を得る場合は私は学習に入ると考えるので、テレビ・ラジオの番組の内容にもよるかと思います。

知的好奇心を養うために

自分が得た知識や蓄えている知識を、人に教えること、話すことを積極的にしていくことに尽きると思います。

1人でも、自分の話を聞いてもらう人がいると、頑張れると思いませんか?

説明ができなければ、頭で理解はしていても知っていたつもりであることに気が付くことができます。

そして、自分には知らないことがあるなと気が付くことができます。

私は今、週5日間、人に話すことをしています。

つまり、楽しく言語習得をしていくことと、グローバルヘルスや自分が得た知識について、友達に話すことを行っています。

毎日20分間ですが、この20分の前には約1時間費やしています。週末は多い時では2時間程度、本を読んだり、論文を読んだり、調べることをしています。これは、好き、面白いからしています。

好きこそものの上手なれ!の精神です。

そして、実際に話すのは10分~15分程度と短いのですが、そこで他のメンバーから意見や感想をいただくことがあります。自分の知らないことをその場で新たに教えてもらうことがあり、面白いなと感じています。メンバーで知識を高め合うというのはとても刺激的になります。

話をしたあとに、このブログに改めて、書き出すことをしています。

この作業は一番時間がかかるため、毎日ではないです。 

話をしたことを思い出し、調べ直して、書く作業をしています。

これは、朝、時間が合わなくて朝活に参加できなかった人が、読めるようにという思いから始めたのですが、10分の話はなんだったかと振り返ることもできます。ボイスのみだと、左から右に流れてしまうものが多かったり、紹介できないこともあり、このブログを合わせて利用しています。

海外から入ってくれている仲間もいて、私自身、本当に頑張れる力をもらっています。

平日、1日2時間の勉強を1年間続けていくと480時間です!ワオ! 

勉強スタートに年齢制限は関係ありませんし、何歳からでもスタートできるのです。

凄い量になります。この差はきっとすごいことになるはず。自分の信念を信じて進んでいけばよいのです。

ということで、自分の興味をもっていることから、勉強をしていくことを行い、知的好奇心をどんどんと深めていきたいですね! 日本の問題は世界の問題でもあります。逆もありで、世界の問題は日本の問題。

日本だけではなく、世界のことにも目を向けていくことを続けていきましょう。それが、日本社会に貢献することにもつながると考えます。

勉強時間については、関連記事を掲載しています。興味のあるかたはこちらも読んでみてください。

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