多文化共生社会を目指して

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2022年12月23日 金曜日

日本で暮らす外国人の方が増えています。

日本で暮らす外国人の人口は、2,887,116人 (2020年のデータ)

この在日外国人の方は社会を構成していき、そして共生社会作っています。

一次的なゲスト、旅人ではないのです。

暮らしやすい地域社会作りが大切です。

例えば、医療・健康に関すること、子供の教育、保育や子育ての支援サービスです。

目次

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ

UNIVERSAL HEALTH COVERAGE (UHC)

全ての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復などに関する保健医療サービスを、必要なときに支払い可能な費用で享受できることを意味します。

UHCは、SDGsの目標3のターゲットの1つにもなっており、世界が注目しています。

UHC実現のために必要なことは

  • 物理的アクセス
  • 経済的アクセス
  • 社会慣習的アクセス

この3つのアクセスを改善することが必要になります。

外国人医療に求められること

  • 言葉の壁が何といっても大きいのです。

言葉が分からなくて、受診するための方法、病院はどこに行けばよいのか困っています。

病院まで行けたとしても、そのあとの受付が分からず、受診ができない、言葉が分からなくて受診を断られる。なんてことが実際に起きています。

身近な相談窓口で、多言語で相談できることが必要ということが分かりました。

  • 医療通訳士の充実

医療通訳士って何?

外国人が母国語で日本の医療サービスを受けられるように言語面をサポートする仕事です。

病院の受付から、問診、診察、検査、入院、処置、内服方法などについて説明をしてくれます。

また、日本語が話せない外国人にとって医療者との意思疎通が難しい病状説明、手術の説明などの大切な場面でのコミュニケーションを、通訳により円滑にするのが医療通訳士の仕事になります。

英語が話せる医療通訳士は、多いのですが、ベトナム語、ネパール語、ミャンマー語、タガログ語などが話せる医療通訳士さんはなかなかいません。

  • 多部門のネットワーク作り
  • 医療ソーシャルワーカーの院内相談体制
  • 外国人の力が発揮できるような場の提供
  • 医療費支援 

国籍や民族などの異なる人々が、互いの存在を認め合い、共に生きていく多様性のある社会になると良いなと思います。

在日外国人の健康支援を支えるためにできることを一人一人が、日ごろから考えて、行動すること。

小さなことから行動に移すことが必要なんだと思います。

そして、社会に貢献していく。

住民を選別していては、地域の健康は守れないのです。

異文化との出会いを大切にしていきたいと思う、今日この頃です。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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