SDGs13の目標 気候変動に具体的な対策を

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みなさん、こんにちは。今日は気候変動による健康問題について考えてみたいと思います。

その前に、このテーマに関係するSDGs13の目標を押さえておきたいです。

さあ、行きましょう!

目次

SDGs目標13の具体的なターゲット

気候に関する災害や自然災害が起きたときに、対応したり立ち直ったりできるような力を、すべての国でそなえる。

気候変動への対応を、それぞれの国が、国の政策や、戦略、計画に入れる。

気候変動が起きるスピードをゆるめたり、気候変動の影響に備えたり、影響を減らしたり、早くから警戒するための、教育や啓発をより良いものにし、人や組織の能力を高める。

実現のための具体的な方法については次のように考えられています。

開発途上国が、だれにでも分かるような形で、気候変動のスピードをゆるめるための行動をとれるように、UNFCCCで先進国が約束し、2020年までに、協力してあらゆるところから年間1,000億ドルを集めて使えるようにしています。また、できるだけ早く「緑の気候基金」を本格的に立ち上げました。

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、大気中の温室効果ガス濃度の安定などを目的につくられた条約で、1992年採択、1994年発効されました。

もっとも開発が遅れている国や小さな島国で、女性や若者、地方、社会から取り残されているコミュニティに重点をおきながら、気候変動に関する効果的な計画を立てたり管理したりする能力を向上させる仕組みづくりをすすめています。

紫外線対策

環境問題の1つにオゾン層破壊によるオゾンホールと紫外線による身体への問題があります。

紫外線(UV:Ultra Violet)は、生体への作用により、3つの領域に分けられます。

UV-A(波長400~315ナノメートル):UV-Aの大半は地表に達し、しわやたるみの原因となります。

UV-B(315~280ナノメートル):吸収されますが、一部は地表へ到達し、皮膚ガンや日焼けを生じさせ、しばらく経過した後に、しみやそばかすの原因となります。

UV-C(波長280~100ナノメートル):UV-Cは生物にとって最も有害ですが、オゾン層と大気中の酸素分子で完全に吸収され、地表には届きません。

私たちは紫外線の影響を受けており、健康問題では、皮膚と眼に一番影響を受けることが分かっています。

皮膚がん

日焼けにより、シミ、しわができやすくなります。

ここで日焼けには2種類あり、サンバーンという紫外線にあたると数時間後から現れる赤くなる日焼けと、サンターンという赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヵ月続く肌が黒茶色くなる日焼けがあります。

慢性的に紫外線を浴び続けると、皮膚がんのリスクが上昇します。

皮膚がんを防ぐために、若いころから紫外線対策をしておくことが大切で、日焼け止めクリームを使用し、長袖・帽子の使用をします。また、なるべく日差しの強い時間帯に外出するのを避けます。

日傘の使用も効果的です。

白内障

角膜に紫外線があたると、角膜が炎症を起こし、強い目の痛み、充血といった症状が出ることがあります。
これを電気性眼炎(雪目)といいます。
さらに、ダメージを受け続ければそれは蓄積され、目の細胞を破壊してしまいます。
これが、白内障などの病気につながることがあります。

白内障は、眼球の中の「水晶体」が濁ってくる病気です。
水晶体は、カメラのレンズのようなもので、本来透明で光をよく通すのですが、紫外線も水晶体に影響を受けて少しずつ白くにごっていきます。

WHO(世界保健機構)によると、白内障原因の約20%は紫外線によると報告されています。

つまり、加齢による自然な白内障だけではなく、紫外線を浴びることによる白内障が深刻であります。

対策はサングラスをかけることが効果的です。海やプールで長時間およぐときは、サングラスや色付きゴーグルをしておくと良いですよ。 子供にもサイズの合ったサングラスをかけてあげましょう。

骨粗しょう症

紫外線対策のために、日焼け止めを塗布しましょうとお伝えしたのですが、この弊害もあります。

それはビタミンD不足による骨粗しょう症です。ビタミンDの生成のためには屋外での日光浴が必要です。


日光紫外線(UV-B)から必要なビタミンDが作られ、骨の形成に働きかけています。

しかし、日焼けを避ける人が増えたことから、若年女性の骨粗しょう症の増加や、乳幼児のビタミンD欠乏症が増加していることが問題になっています。

なんと20歳前後の女子学生の6人に1人は骨密度が低く、50歳並みになっています。

また、20歳までにできるだけ、蓄積しておきたい骨量です。

色白美人を目指して、極力日光にあたることを避けていると、自分の骨がもろくなることを知っていただけたらと思います。

小・中学生でも骨密度がかなり低い人がおり、骨粗しょう症の予備軍となっています。

日光浴の時間は地域によって異なるのですが、日焼け止めクリームを塗っていない状態で、両手の甲を日向で15分、日陰で30分です。両手の手のひらを20分でも効果があるそうです。

今は冬で寒く、屋内で過ごすことが多いのですが、早朝の散歩やジョギングなどもおすすめです。

サイクリングは日光浴ができますね。日焼け対策をしながら手を日光浴すると良いですね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。


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